G2レース|スプリングSで勝つために|
スプリングステークスは、弥生賞と並び皐月賞のトライアルレースであり、トライアルとしての歴史は、このスプリングステークスの方が長いという点が特徴の一つです。
距離は中山競馬場の1800mと、本番より200m短い距離を走りますが、皐月賞まで中3週というローテーションがこのスプリングステークスのトライアルとしての魅力の一つともなっています。
特に2月に行なわれる3歳重賞の、きさらぎ賞・共同通信杯を使用した馬にとっては、最も本番に近いといわれる弥生賞は、レース間隔的にハードとなりスプリングステークスの方が、余裕を持ったローテーションを組めるため、馬の疲労緩和に繋がるのです。
また本番でのマークを逃れるために、このスプリングステークスを使用する有力馬も多く存在します。弥生賞の勝ち馬は、皐月賞一番手に必然的に上がるため、本番の他馬からのマークがどうしてもきつくなりますが、このスプリングステークスでは距離の違いという点で、弥生賞勝ち馬よりもマークが厳しくなくなるため、勝つための戦略として、弥生賞を使わず、あえてこのスプリングステークスを使い本番に向かう有力馬も、実際に増えてきています。馬体の完成した古馬と比べ、まだ完成途上の3歳馬にとっては、最高の調整と本番での不利となる点を克服する事がもっとも有効な戦略であり、本番でのチャンスを増やすための手段として、トライアルでの有力馬のバッティングはなるべく避ける事が、近年クラシックのの大きな特徴の一つともなっています。