記念すべき第1回NHKマイルカップの主役
記念すべき第1回NHKマイルカップの主役は、直線入口までは間違いなくファビラスラフインでした。
ファビラスラフインは、デビュー戦を7馬身差、さわらび賞を5馬身差、トライアルであるニュージランドトロフィーは先行して抜け出し圧勝とここまで無敗。
誰もがこの馬で仕方ないという雰囲気で圧倒的な1番人気に推されます。
しかし結果は、バンブーピノが作り出した前半1000m56秒7という超ハイペースに巻き込まれファビュラスラフインは失速。
このレースを直線鋭く伸び制したのは、2010年のNHKマイルカップメモリアルホースに選ばれ、当日は4番人気だったタイキフォーチュンでした。
またこの時の勝ちタイムは、当時オグリキャップが持っていた東京1600m日本レコード1分32秒4に迫る1分32秒6という破格のタイムでした。
タイキフォーチュンは、勝ったり負けたりを繰り返しながらも、前走の毎日杯を快勝してNHKマイルカップに臨み見事に制したわけですが、その後はまるで燃え尽きてしまったかのように惨敗を繰り返し、ジャパンカップや有馬記念などの長距離も試されますが、その輝きが戻ることはありませんでした。
一説によれば、NHKマイルカップのレコードの反動で、競走寿命が大幅に縮まったと言われています。
競走成績だけをみると、NHKマイルカップを勝つためだけに産まれてきたとも言える同馬は、正に記念すべきNHKマイルカップのメモリアルホースに相応しい馬ではないでしょうか。