予想が的中するか否か。
競馬にはたった二つの結果しか存在しません。博打である事を考えれば、当然の事ながら勝利する確率がだんぜん低いことは間違いない。例えそれがどれほど卓越した予想テクニックをもつ予想家であっても違いない。そうではないでしょうか?噂ではそういった一般との勝率に大きく差をつける競馬予想会社が実在するようですが、普通の競馬ファンの場合であれば、一日で3レース当てればいい出来、収支がプラスになってくれれば満面の笑みでしょう。
しかし冷静に考えると妙なものです。いくら上手に馬券購入出来ても最終的にはほとんど負け越すことが決まっているのです。競馬ファンは実際、ちゃんとそこは分かっています。競馬にあまり親しみが無い人はよくこんな事を言い放ちます。「競馬やるなんてお金の無駄。」「競馬は趣味として良くない。」と。
競馬で経済的に破綻した人の例などを出す事もあり、大変耳が痛いものです。
実際そんな時、競馬ファンはなかなか反撃できないものです。結局攻められたまま返答に困ってしまう事がほとんどでしょう。
競馬の面白さを口で説明するのはなかなか困難な事です。私も勿論そうですが、競馬ファンは伝説的な馬の逸話や無料の予想情報などに対して、本能的に反応してワクワクしたりドキドキしたりするものです。しかし一体何ゆえ心が躍るのか口では上手く表現できません。競馬に対して夢や美学を求めながら、気持ちのもう片方では安定した収支での黒字を目指している。こういった逆方向のベクトルが競馬には両立しています。競馬は勝率のみが全部ではない、かといって蔑ろには出来ない。揺れ動くシーソーのような心の上に、競馬ファンとしての心模様はあるのです。