天候で影響される競馬
競馬にとって雨天などの天候は非常に大きな影響を与えます。全国何処へ行ってもドーム球場のような屋根付きの競馬場はありません。晴天の場合は当然、芝やダートの状態はベストコンディションなわけですから、馬の障害にはなりません。しまし雨の後や雨天は地面に水が染み込み、馬の脚に多大な影響を与えます。この状態は、馬の足取りが重くなる事から「重馬場」と呼ばれています。地面のコンディションが悪いと、競走馬に、果てはレースそのものに出る影響は多大なものです。まず、ぬかるんだ地面に脚をとられる事で馬が無駄に体力を消耗します。通常よりも多くの脚力を消耗するのでスタミナの消費が激しいのです。こうなってしまうと決勝タイムが非常に悪くなります。決勝タイムとはその馬の能力を評価するものですから、決勝タイムが悪いとその馬の優位性が薄れてしまう事になります。馬はご存知の通り足先に立派な蹄を持っています。この蹄は馬が速く走るために地面をけるスパイクのような役割を果たしているのですが、当然雨の時は滑りやすくなるので、通常よりも強く蹴り込む必要があります。ここで有利なのが、蹄の立っている馬です。一般的に体の小さな馬ほど蹄が立っており、有利にになります。競走馬の蹄の使い方は二種類あって、前脚で地面を掻きける様に走るタイプと、後ろ足で強く地面を蹴り進むタイプがいます。ということは前者は滑りくく、後者は滑りやすいため、重馬場の際に有利な方はおのずとわかるでしょう。このタイプの違いまでは中々競馬新聞などでは掲載されていない細かい情報ですが、過去の映像を見ると一目瞭然です。こうった馬の走り方のデータも頭に入れておくと、急な天候の変化の際も出走表を見て予測する要素の一つとして役に立つでしょう。出走場の相性だけでは予測が付きにくいレースもありますので、その馬の個々のタイプも重要になってくるのです。